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高齢者を中心に人気の高い「健康食品」。
だが、使い方によっては、かえって健康を害する場合もあるらしい。 正しく使い、健康増進につなげたい。
健康食品に明確な定義はなく、一般的には「体によい」などとうたわれて販売される食品のことを指します。
ただし、国の制度に基づく健康食品もある。
ひとつは「特定保健用食品(トク ホ)」。
「おなかの調子を整える」「食後の血糖値の上昇抑制」「脂肪がつきに くい」などの効果のいずれか1種類以上を持つとして国の審査を受け、認可されている。
もう一つは「栄養機能食品」。
人が生きていく上で大切な17種類のビタミンやミネラルのうちの1種類以上を含む食品。 トクホと違い、特に国の審査はない。
トクホと栄養機能食品を合わせて、保健機能食品と呼ぶ。
国立健康・栄養研究所(東京)情報センター長の梅垣敬三さんは「健康食品は、保健機能食品とそれ以外に分けられるが、どれもあくまでも食品の一種。医薬品と違い、病気を治す効果を国が認めたわけではない」と説明する。
大阪府済生会野江病院はトクホを使う糖尿病患者について、食生活が適切か不適切かにグループ分けして血糖値を比較した。
すると、食生活に問題ありの方が明らかに血糖値の改善が劣っていた。「 トクホの効果に過度に期待し、治療に重要な食生活の見直しや運動習慣がおろそかになるのでは」と同病院では分析する。
梅垣さんは「どんなに優れた健康食品でも、それだけで病気が治ったり、健康になったりすることはありません。生活習慣を整えて初めて、健康食品の効果も期待できます」と話す。
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