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23日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」。
暦の上では暑さが和らぐとされるが、気象庁は今月下旬からの残暑が厳しくなると予想しており、熱中症への警戒は解けない。
今年の全国の熱中症救急搬送患者は21日時点で計3万9906 人と、すでに過去2番目を記録した。
地球温暖化と高齢化が患者数を押し上げており、専門家は今世紀末までに患者は3倍になると予測している。(天野健作、 川畑仁志)(産経新聞)
熱中症の危険率が年々高まるのは、65歳以上の高齢者だ。
死亡総数に占める割合は平成7年は54%だったが、20年は72%と上昇。
日本救急医学会によると、熱中症で重症化した高齢者のうち5割がエアコンを持っておらず、4割が持っていても使っていなかった。
国立環境研究所の小野雅司フェロー( 疫学)は、毎年の熱中症救急搬送数と平均気温などを分析した結果、「高齢化と地球温暖化の関係から、患者数は2100年までに2倍から3倍に増える」と予測する。
これまでのデータ分析により、高齢者は気温35、36度付近で急激に発症する傾向があるという。
小野氏はさらに、 北海道や東北など寒冷地域の住民は、暑さへの対応力が劣っていることから、患者数は3倍から4倍になるとみている。
ただ昨年、政令市などで救急搬送された約1万3千人のうち死亡者は16人と少数で、病院へいけば治療可能というデ ータもある。
10代では部活動などの運動中に熱中症になることが多い。
国立スポーツ科学センターの川原貴・統括研究部長によると、昭和50年から平成21年の34年間で熱中症により156人の小学生、中 ・高校生らが死亡。
うち61人が高校1年生で、川原部長は「高校では練習が本格的になり、技術や体力がついていかないことが原因」と分析する。
競技別では野球が35人と最も多く、
▽ラグビー15人
▽サッカー13人
▽柔道1 3人
▽剣道10人。
川原部長によると、熱中症は持久走やダッシュの繰り返しなどで発生することが多く、別の調査では運動による体への負荷が強くなる肥満者の 死亡例が7割に上ったという。
川原部長は「運動中の熱中症は30度以下の気温でも湿度が高まれば発症することがあり、暑さに慣れた8月下旬〜9 月でも水分補給を徹底し、頻繁に休憩を取る必要がある」と話した。
涼しくなったり、暑くなったりの日々ですが、体調管理をしっかりして、十分に気を付けて生活してください!
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